地蔵田遺跡から出土した土器棺

弥生時代

紀元前3世紀ごろ、米づくりの技術が大陸から九州地方に伝わりました。
大和地方で普及した後、東日本へ伝わり、200〜300年後に東北地方の地域にも伝えられました。
弥生時代の生活は、それまでの獲物を追いかけて移り住む縄文時代の生活と違い、米づくりをすることによって同じ場所で食べ物が得られるため、人々の生活も次第に安定するようになりました。
しかし、米づくりなど農業の発達は、社会に貧富の差を生じることになり、これが徐々に身分の差へと移行したと考えられています。
弥生時代は、600〜700年続きました。

弥生時代の遺物

弥生時代の土偶

弥生時代に入ると土偶を作らなくなったそうです。土偶のほか、石刀や環状石斧は墓域から出土しました。

米の籾の跡が土器のかけらに

地蔵田遺跡では米づくりの跡が見つからなかったそうですが、土器のかけらには米の籾(もみ)の跡が残っています。

管玉

管玉は、一つのお墓からしか出土しなかったということで、権力のある人だったのではないかと考えられています。

廃棄場から見つかった土器のかけら

地蔵田遺跡では、集落の近くに墓域と廃棄場の跡が発見されています。
壊れて使えなくなった土器など不用品が捨てられていた廃棄場からは土器のかけらがたくさん出土しました。

用語の解説

■墓域【ぼいき】
遺体・遺骨を埋葬した場所の区域。墓地。
■環状石斧【かんじょうせきふ】
弥生時代の石器で、中央に孔があり円盤状で周縁に刃のある石斧。刃のないものを環石という。棍棒(こんぼう)の頭として武器に使われたとされる。
■管玉【くだたま】
弥生時代から古墳時代にかけて用いられた装飾用の玉の一種。碧玉(へきぎょく)製で円筒の細長い玉。長さ1〜5cm。穴に糸を通して多数つなぎ、主に首飾りにする。
■遠賀川式土器【おんががわしきどき】
弥生前期の土器の総称。九州から伊勢湾沿岸・東北日本海岸にかけて分布する。稲作の伝播に伴う弥生前期文化の範囲を示す。
■集落【しゅうらく】
人が集まり住んでいる所。人家が集まっている所。村落。

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